あらためて正しい腕立て伏せ
僕はチューブやダンベルのトレーニングを続けてけっこう筋肉がついてきたな、と思っていたのですが先日あらためて腕立て伏せをして愕然としたことがあります。
ネットで正しい腕立て伏せのやり方というものを目にして
「ほう、今更腕立て伏せでもないが、ちょっとやってみるか」
と軽い気持ちでやってみました。
肩幅に腕を開いて体を踵から肩まで真っ直ぐに伸ばしてゆっくり体を落としこむ。
目一杯体を落としたら今度は体を上げ…
…体が… あ、あ、あ、上がらない?
今までのトレーニングは何だったの?
ベンチプレスさんざんやってきたのに。
腕も太くなってきたし胸板も厚くなった。
なのに腕立て伏せが…きつい?
試しに手を付く位置を広げると、フン!グイッ、フン!グイッ、フン!グイッ、
?
簡単に腕立て伏せができる。
何度でもできる。
ワニの前足のように腕を曲げる、伸ばす、何回でもできる。
もう一度正しい腕立て伏せをすると…
…体が… やっぱり、あ、上がらない!
どうもベンチプレスと腕立て伏せは全く違うらしい。
そして何にしても正しいフォームというものは大事だということでした。
僕の筋トレの目的は「短い時間で効果的に体へ負担をかける」というものです。
限られた時間にできるだけ負荷の高い運動をして美味しくご飯を食べビールを飲む。
ついでにバルクアップできれば最高!というものです。
腕立て伏せができなくても全然良いはずなのに、途方も無い敗北感に押しつぶされました。
「腕立て伏せ一つまともに出来ないのか、このそびえたつクソが!」
心のなかのハートマン軍曹にひとしきり罵倒された僕はふらふらとPCに向かい、ふと気がついた時には腕立て伏せの補助器具、プッシュアップバーというものをポチっていました。
自重トレーニングもおろそかにするべきじゃないな、と思いました。